皆さんは犬のリードにリボンがついているのを見たことはありますか?
実はそのリボンには重要なメッセージが隠されています。
飼い主さんは知らない人にも、愛犬がどのような状態なのかを視覚的に周知しているのですが、犬を飼っていない人はもちろん、犬を飼っているけど知らない人が大半だと感じているので、少しでもリボンが意味することを普及できたらいいなと思い今回、紹介をさせていただきます。
ずばり、黄色のリボン「イエローリボン」には
【犬に近づかないでください】【触らないでください】という意味が含まれています。
犬にイエローリボンがついているのはなぜ?
冒頭にも記述しましたが、イエローリボンには重要なメッセージがあります。
【犬に近づかないでください】【触らないでください】です。
これは「トレーニング中で他の犬や人に少しずつ慣れていく段階にある犬」・「知らない人や犬に対して警戒心が強い、または攻撃してしまう犬」などの犬に付けられています。
これは「イエロードッグプロジェクト」とも知られ、世界的にも普及を目指している取り組みになります。
犬と散歩をしていると、声をかけてくれる人も多くいます。
また突然、犬を触ろうとする人もいます。
フレンドリーな犬であれば問題がないでしょうが、上記の理由に当てはまる犬からすると、刺激が強くよくない経験になってしまい、トレーニングが失敗してしまう、最悪相手を噛んでしまい大きな問題になる可能性もあります。
そんなときに役立つのがイエローリボンになります。
ただ、この意味を犬を飼っている人、飼っていない人も知っていないと、ただの飾りになってしまいます。
そういった声が上がる中、愛犬や飼い主に代わってメッセージを伝える「犬のお散歩メッセージワッペン」という商品も発売されています。
画像の通り、文字で意思表示ができているので飼い主に代わってメッセージをはっきりと伝えてくれます。
「イエロードッグプロジェクト」を知らなくても「あまり近寄ってほしくない」・「触っても大丈夫」などと分かるようになっています。
犬のお散歩メッセージワッペンの4種類あります。
・NO(触らないでね)
・SCARED(怖がりです)
・DANGER(猛犬注意)
・YES(仲良くしてね)
愛犬にあったものがあれば、是非検討してみてください。
実はイエローリボン以外にもざまざまな色が使われ、特定の意味を持たせることがあります。
いくつか代表的な物を紹介します。
犬のイエローリボン以外の色のリボンの意味はなに?
実はイエローリボン以外にも重要なメッセージが含まれているものがあります。
もし、犬のリードにリボンが付いていたら急に距離を縮めることを控えて、声をかけてからにしましょう。
赤いリボン
攻撃性がある、または噛みつきの可能性があるため、他の人や犬と距離を保つ必要があることを示します。
不安感が強い犬や、知らない人や犬に対して防御的な態度を示す犬に使われます。
オレンジのリボン
他の犬には慣れていない、または苦手であることを示します。
散歩中に他の犬と会うのを避けたい犬に適しています。
青いリボン
サービスドッグや訓練中の犬であることを示します。不要な干渉や触れ合いを避けるように促します。
ガイド犬やセラピー犬など、特定の役割を持った犬に使われることが多いです。
緑のリボン
フレンドリーであり、人や他の犬と交流が好きな犬であることを示します。
人や他の犬と遊ぶことが好きな犬がよくつけています。
白いリボン
聴覚や視覚障害がある犬であることを示します。
突然の接触や驚きに敏感な犬、または特定の配慮が必要な犬に使われます。
紫色のリボン
犬に餌を与えてはいけない。
アレルギー等の理由により、勝手にオヤツや食事を犬に与えない。
こうしたリボンは犬の状態や性格、健康状態に応じて他の人に配慮を促すサインとして役立ちます